人間学を共に学ぶ その11

人間学を共に学ぶ皆さん、こんにちは。

昨日は勤労感謝の日でしたが、もともとは皇室の行事で、新嘗(にいなめ)祭でした。
日本人の主食である稲の収穫を祝う祭りが本来の起源ですが、今では働く皆さんに感謝する日に変わって来ました。
この『働く』という言葉は、傍(はた)を楽にする、という意味であり、勤労を美徳として考えていましたが、最近では、働く目的が生きるため、生活のためという人が多くなり、それ以上の目的が不明確な人が多くなりました。
生活のためだけに働くのであれば、人生は汗を流すだけの味気ないものになります。
やはり、働くことによって人の役に立ち、喜んでもらえることで、お金も頂けるし、心も満たされことが働く目的ではないでしょうか。
私はそのような考え方に共感して、つばめの経営理念に『人に優しく、人と社会のお役に立つ』と掲げました。
勤労感謝の日だけでなく、日々、人に喜んでもらえるように仕事のレベルアップを図りたいものです。
その為にも、自分の行っている仕事を客観的に見ることが出来るアンケートは重要です。
このメールを読んでくださっている皆さんから、周りの仲間へアンケートの意味付けと納得をしてもらい、アンケート回収率の向上へのご協力をよろしくお願いします。

前置きが大変に長くなりました。

子(し)曰(いわ)く、学びて思わざれば、すなわち暗(くら)し。
思うて学ばざれば、すなわち危(あや)うし。

意味は、

いくら読書をしても、読み放しでその内容を熟考したり、検証して理解するようにしなければ何も身につかない。
また、自分一人で空想にふけり、学ぼうとしなければ、独善的になり危険である。

ここでは、学ぶことを「読書を通して行うもの」と説明をしてありますが、伊輿田先生は、学ぶとは、読書も大事だか、出会うこと全てから学ぶ気持ちで生きていく姿勢が大切です、と私達に教えてくださいました。

そして次に大切なことは、学びを実行することですが、実行するだけでなく、成果が出るまで継続しなければ、結局は何も身につかないと言われました。

実は、今月号の月刊致知の特集は『発心、決心、持続心』です。
ちなみに、月刊致知は人間学を学ぶ月刊誌であり、多くの経済人、知識人、学者、主婦、学生と幅広い読者層を持っています。つばめのリーダーの皆さん全員に配っていますが、ご希望の方にはご紹介します。年間購読は一万円です。

巻頭対談は野村元監督と、遺伝子研究の世界的権威である村上和雄先生ですが、野村元監督は、貧乏のどん底生活をしていた10代の頃に母親と兄弟を養うのは自分だと発奮して、そのためにプロ野球の選手になると決心して、名も知れない高校からテスト生として南海ホークスに入団をされました。
当時は正規の捕手が二人も居て、なかなか一軍に上がれませんでしたが、それでも諦めずに上の人に認めてもらえように、24時間、一軍に上がることだけを考えて、真面目に一生懸命に練習を積み重ねていたら、三年目にチャンスがやって来て、翌年はホームラン王になったそうです。
野村元監督は自分には能力が無いから努力するしかなかった、と言われ、更に村上先生は努力を長い時間継続することによって潜在能力のスイッチがオンになる、と言われました。
経営の神様と言わた松下幸之助翁は、成功の秘訣は、成功するまでやり続けること、と言わました。
何事も成果が出るまで諦めずに継続することが大切ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

山内恭輔

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