社長と共に人間学を学ぶ その19

人間学を共に学ぶ皆さんへ

今週の「社長の週間一言」に「3つの幸せ」と題して書かせて頂きました。

1)して貰う幸せ
2)出来る幸せ
3)させて貰う幸せ

これら3つのうち、3番目の「させてもらう幸せ」が最高の幸せであり、「これが判って一人前」という文章を見たときに、マザー・テレサの祈りの言葉を思い出しました。

「主よ、あなたの平安をもたらす道具として私をお使いください」
更に、
「人生はご恩返し」

とも言われています。

人間は一人で生まれることも出来ませんし、ましてや一人で育つことも出来ません。
この世に人間として生まれ、人間として生きていることに感謝の気持ちを心から持つことが出来て、そして、人の役に立つ生き方を目指す事によって、更に一人前に一歩近づくのだと思います。

さて、今週は君子(くんし)と小人(しょうじん)の違いを述べた文章です。

論語ではこのように比較した文章がたくさんに出てきます。

子曰わく、君子は周(しゅう)して比(ひ)せず、小人(しょうじん)は比(ひ)して周(しゅう)せず。

為政第二より

口語訳は

君子は、誰とでも公平に親しみ、ある特定の人とかたよって交わらない。
小人(しょうじん)は、かたよって交わり、誰とでも親しく公平には交わらない。

解説として

「周(しゅう)」という漢字には、「誠実で親密である」という意味があります。
すなわち、誰とでも公平に親しく付き合うという意味です。
「比(ひ)」という漢字には、「おもねる」すなわち、
機嫌をとって相手の気に入るようにする。
馴れ合い。
媚びへつらう。
という意味があります。

「君子」は人格が立派で徳が高くて品位のそなわった人(有徳の人)を指します。

私達の理想像と考えて下さい。

「小人(しょうじん)」という意味は、徳が少なく、私心の強い人を指します。
決して、小人をコビトと読まないで下さい(笑)
有徳の君子は、利害関係に基づいた「馴れ合い」の交友関係を持たず、親愛の情によって誰とでも誠実に付き合います。
徳が少なく私心の強い小人は、お互いの利益を図るための交遊を求め、おもねりや媚びへつらいに満ちている、ということです。
私を含めて、世の中の多くの人は、まだ「小人」のレベルだと思います。
人間学を学ぶ目的は、小人の領域から一歩でも君子のレベルに近づく努力をするためです。
なかなか小人のレベルから上がれませんが、それでも諦めることなく、努力を日々積み重ねることで人格は必ず向上します。
つばめ交通の人事理念「人の可能性を信じて、サジを投げない」
正に自らの可能性を信じて、たゆまぬ努力を積み重ねていきたいものです。
神様の存在を信じるか、信じないかは別として、努力をする者は必ず報われる、と信じることによって、人間らしい生き方が出来ると思いますが、皆さん、如何でしょうか?

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

感謝合掌 山内 恭輔