社長と学ぶ人間学 その26

親愛なる人間学を共に学ぶ皆様へ

先週、私が師事しています伊輿田先生の講義がありました。

大震災直後の講義ですから、どんなお話を聞かせていただけるか大変に興味と楽しみを持って参加しました。

開口一番
『死生命有り、富貴天に在り』
と言われました。

意味は

死生、すなわち生きるのも死ぬのも、また富貴もすべて天命である

伊輿田先生は、
「この度の千年に一度と言われる大震災にて亡くなられた方々は大変にお気の毒であり、同じ日本国民としてご遺族の方々の悲しみを思うと心痛の極みです。
財産を一瞬にして無くされた方もおられます。
しかし、これも天命である、と考えることで昔の人は悲しみを乗り越えてきました。
更に、『諸行は無常、万物は流転』という言葉もあるように、万物は常に変化して、少しの間もとどまらない。
けれども、流れにただ身をゆだねて流されるままの人生を送ってはいけません。

『箸を持って、万水をめぐらす』

小さなハシであっても大きな水の流れを作り出すくらいの気概を私達日本人は今こそ持って、たくましく生きていくべき時です。」
という、お話を聞かせていただき、大いなる勇気と元気をいただきました。

私達一人ひとりの持っている箸は小さなハシかもしれませんが、皆が力を合わせたならば大きな水の流れ、すなわち日本国復興の大きな力になれます。

『今こそ日本は一つになろう』
最近、この合言葉がよく聞かれますが、私達もお互いに力を合わせて頑張りましょう。

山内恭輔

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