第273号

社長短信 2020年5月 第273号

 休業へのご協力を願っている方、あるいは感染予防のために出勤をされてもなかなかお目にかかれない方、皆さんお元気でしょうか?
広島市民のライフラインを守るため、更には最後まで残る公共輸送機関としての責任を全うするために休業も含めてご協力を賜り、誠にありがとうございます。皆さんの献身的で誠実な努力に深く敬意を表し、感謝を申し上げます。
 さて、政府からの緊急事態宣言が5月末まで延長されましたが、広島は段階的に自粛要請も緩和されていくようです。
おぼろげながら出口が見えてきて、私は更に元気が湧いてきましたが、皆さんは如何でしょうか?
決して気を緩めたり、油断は禁物ですが、希望を持つことは大事です。人間は夢や希望を持つから、元気が湧き、気力を養うことが出来ます。
どんな逆境でも元気や気力があれば乗り越える事は可能となります。実際に広島市民は75年前の原爆投下後、全くの無の状態から平和への希望を持ち、不屈の精神と気力で復興を成し遂げました。
この逆境を乗り越えるためには気力を養うだけでなく、具体的な道筋が必要です。それを示す事が社長の責任と考え、別紙の月間方針を掲げました。
以下に解説を加えますので皆さんのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
令和二年五月 社長月間方針
方針の一番と二番を一緒に解説します。 
緊急事態宣言が解除され自粛要請も解除されても、コロナ危機の影響で、多くの企業が体力を低下させ、あるいは倒産も増え、また消費者も購買意欲が低下したままとなり、経済活動が正常に戻るまでには長期戦の覚悟を持つ必要があります。
長期戦を戦い抜くためには、全社員が会社の方針を信じて、協調性を発揮し、ベクトル(方向性)を合わせて、全社員が一丸となる必要があります。
そして、合わせるべきベクトルの一番重要な点は「つばめを選んで利用下さるお客様の創造」です。
外出自粛にて街中の人が激減しても、それでも我が社を選んでご利用下さるお客様の有り難みを今ほど強く感じる機会はなかったと思います。
この「有り難い」という気持ちを決して忘れる事なく、迎車料金がかかって高くても、選んでご利用下さるお客様を一人でも多く創造していくことが長期戦において、一日も早く皆さんの売上を元に戻し、業績のV字回復を達成するカギです。
コロナに絶対に負けない、という気力を養い、感謝の心と真心からの思いやりを存分に発揮して、更なる顧客創造に挑戦していく所存です。
方針の三番目に具体策を四つほど掲げました。
「事後の百策よりも事前の一策」とは、先を見通して、事前準備が重要であるということです。
経済活動が元通りになるのは当分先であると考え、その厳しい状況下でも、つばめの利用者を増やすためには他社に勝る強みの強化が一番重要です。
我が社の強みの一番は「人間力」です。
優しい心、感謝の心、素直な心、前向きな心など、理想的な人間の在り方を目指す事が人間力の向上となります。そして人間力を存分に発揮し、安全、快適、迅速、正確なサービスを通して安心を提供する能力、技術力、知識量が「仕事力」です。
人間力と仕事力を磨き高める事が一流の社会人、更には本物の人間に近づく事が出来ると考えます。
そして、皆さんの高い人間力、仕事力を前面に打ち出し、積極的な営業、広報活動をして、更に多くの選んでご利用下さる顧客創造を図る所存です。
コロナ危機終息後のV字回復を達成するためには先ずは皆さんが元気でご活躍下さる事が必要です。
くれぐれもご自愛され、元気なお姿にお目にかかれる日を楽しみにしています。
感謝合掌 山内 恭輔

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