社長短信 2019年3月 第259号
先月の2月18日から20日までの三日間、観光部のバス、ハイヤー、トラベル課の皆さんとタクシー課班長以上の管理職の皆さんと合同研修会を二回に分けて開催しました。
目的はつばめ交通の経営ビジョン「地域で最も沢山の心からのありがとうを創り出し、信頼され、尊敬される会社を目指す」の実現です。
内容はNASVA(ナスバ)による安全研修と、参加者全員でつばめ交通の各部門の強みと弱みの分析をして、5月の社員総会で方針発表をするための強化策と改善策を創る研修でした。
参加者全員で各部門の方針書を創るのは初めての試みでしたが、我が社の強みと弱みを改めて確認出来て有意義な研修になりました。
参加して下さった皆様に改めて深く感謝致します。
さて、今回の社長短信でお伝えしたい事はナスバの研修で習った「感情コントロール」です。
事故の三大要因①焦り②油断③自己中心的思考は全て人間の感情が影響していますので、感情をコントロールする事で事故を防ぐ事が出来ます。
感情は「喜怒哀楽」の4つが基本ですが、特に怒りのエネルギーは、人間の思考や行動に大きく影響を与え、冷静な判断を阻害しますので、怒りの感情のコントロールは安全運行の確保だけでなく、良好な人間関係を作り出すためにも重要です。
しかし、怒りの感情はなかなかの曲者でコントロールする事は大変に難しいのが現実です。
何故なら、怒りのエネルギーは自己防衛本能から湧き上がるものであり、これがなければ人間は生きていけないからです。
怒りのエネルギーにはピークがあり、約6秒です。
6秒を過ぎると完全に消滅はしませんが感情のコントロールがある程度出来るようになりますので怒っても6秒間待ってから行動する事が大事です。
また、睡眠不足は怒りの感情に支配されやすくなりますので、適度な睡眠は絶対に必要です。
更には、ストレスが溜まると怒りの感情が出やすくなりますので、物事を全て肯定的に解釈して否定感情を持たないようにする事が必要です。
あるいは、溜まってしまったストレスを解消するために、趣味を楽しむ、楽しい仲間との会話や食事、軽い運動、入浴などがお勧めです。
感情のコントロールを上手に取ることで事故を防ぎ、良好な人間関係を創り出し、一度しかない人生を更に幸せなものにしていきたいものです。