社長短信 2013年11月 第195号

社長短信 2013年11月 第195号

 

私の人生信条「人様とのご縁を大切にする」

 

人間は一人では生きていけないことは周知の事実ですがそれを実感している人は意外と少ないのではないでしょうか。

私は父親が亡くなり、それと同時につばめ交通の社長を継承して今年で20年になりますが、振り返れば多くの人様とのご縁に支えられて今日があると強く実感しています。

前から引っ張って下さった人、後から支えて下さった人、横に並んで共に歩んで下さった人、それら多くの人の誰か一人でも欠けていたら今の私は居ないと思います。

昔「イフ」という映画がありました。もしあの時違う道を選んでいたら人生はどうなっていたか、という内容の映画です。

この映画を観た結論としては今が一番幸せである、と考える事が最も幸せな人生を送れる方法だと感じました。

詩人相田みつおさんの名言の中に「幸せはいつも自分の心が決める」とありますが、もし、今が幸せだと感じる事が出来ないとしたら、いつ幸せだと感じる事が出来るのでしょうか。

きっと一生幸せだと感じる事は出来ないと思います。

今が幸せだと考えるからこそ今、出逢っている人達とご先祖様や過去に出逢った人達へ深い感謝の念が自然と湧いてきます。

文明科学が発達してお金を出せば何でも揃う便利な世の中になりましたが人の心、人様とのご縁はお金を出しても買えません。

やはりご縁に感謝して大切にするからこそ更に良いご縁に恵まれ、更に幸せな人生を作り出せると思います。

現世のご縁を大切にする心構えは「一期一会」の精神にならい目の前の出逢いに精魂を込めて接する事です。

家族、お客様、一緒に働く仲間を大切にするということは相手からあなたと出逢えて良かったと言われるように相手の役に立ち心から喜ばれるような存在になるように目指す事です。

つばめ交通の人事理念に「人の可能性を信じてサジを投げない」と掲げていますが、これが私の人生信条です。

また、別添の週間一言に「愛とは理屈を超えた努力」と書かせて頂いていますが、4つの愛の実践努力を心掛けたいものです。

ご縁を大切にする方法の一つは年賀状です。過去にお世話になって今は疎遠になっている人に対しても一年に一度の年賀状を出すことはとても良い日本の風習だと思います。

また、お葬儀もご縁を大事する大切な儀式です。

最近は身内だけで行う家族葬も多いようですが、私は余程の理由がない限りには、人がこの現世からのご縁が無くなる時には一人でも多くの方がそのご縁を惜しみ、そして身内の方の悲しみを共有する事はとても大切な事だと思います。

私は出来うる限りお通夜式やお葬儀に参列させて頂きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

末筆になりましたがここ一ヶ月間に亡くなられました平中様の御尊父様、天津様の御母堂様、畠山正義様の御令室様、清古様の御母堂様、台原様の御令室様、松岡様の御母堂様であり保田滋様の御令姉様、唐津様の御尊父様のご冥福を心からお祈り申し上げます。 合掌 山内 恭輔拝

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