社長短信 2013年7月 第191号

社長短信 2013年7月 第191号

幸せな人生を送るために良い人間関係を作る方法

今月は大変に哲学的な内容ですが、少しでも幸せな人生を送りたいな、と思う方にご一読頂ければ光栄です。
幸せな人生という定義は人によってそれぞれに違うと思いますが、皆さんが賛同して下さる共通要件として良好な人間関係は幸せな人生には欠かせないものだと思いますが如何でしょうか。
どんなに立派な会社に勤めていても、どんなに給料が良くても職場や家庭内の人間関係が良くなければ幸せ感は薄いものです。
では、どうやって良い人間関係を作るのか、今まで私が勉強した事と私なりの思いを述べてみたいと思います。
良い人間関係を作るためには5つの方法があります。
1、人間への深い理解を持つこと
2、謙虚な理性を持つこと
3,人間に完全を求めないこと
4,勝つことよりも力を合わせて共に成長すること
5,ユーモアのセンスを磨くこと
先ず1つ目の人間への深い理解とは、人間は誰もが短所が半分、長所が半分であり、短所は無くならないと考える事です。
無くならない短所を無くする努力よりも長所を磨いて短所を覆い隠すまで立派な長所にする事が大事です。そして、そこまで長所を磨くことで短所はその人の人間味となります。
また、優柔不断を裏返せば慎重、短気は迅速、気弱は繊細というふうに解釈の仕方で短所も長所になります。自分を正しく認めてくれる人に好意を持ちますから、人間関係は良くなります。
2つ目の謙虚な理性を持つとは、いかなる正しい事であっても、相手との人間関係を悪化させる表現は慎むということです。
思った事を直ぐに口に出さずに、相手がどのように受け止めるかを考える事が謙虚な理性であり、それが真の優しさです。
3つ目の人間に完全性を求めない、とは人間はお互いに不完全な存在であるという自覚を持つことです。
人間は不完全だからこそ、心ならずも、ウソを言ったり、言い訳をしたり、失敗をしたり、罪を犯したり、人を裏切ります。
悲しいことですが、不完全な人間だからやってしまうのです。
そのようにお互いが不完全だと考える事で何か問題が起きた時でも人間関係を破壊する一歩手前で寸止めが出来るようになり、良き人間関係への修復の道が残されることになります。
4つ目の勝つ事よりも力を合わせて共に成長する、とは、相手も私も共に勝つ、ということです。
ボクシングのように相手を倒すことではなく、マラソンのようにお互いが励まし合って完走することです。もちろん、現実社会において競争原理は必要ですから、相手よりも早いタイムでゴールを目指す事は重要ですが、競争に使うエネルギーをお互いの自己成長、自己変革へ向けて活用する事で更に深味のある良い人間関係が作れます。
5つ目のユーモアのセンスを持つ事は誰しもが賛同して下さると思います。ユーモアによって出てくる笑いは理屈を超えて人間関係を良くします。誰でも努力をすればユーモアセンスを磨く事が出来ますので、しっかりと磨きたいものです。
紙面の関係でこれ以上には詳しく書けませんが、これら5つの方法を日常の生活において少しでも気に掛けて出来る事からやってみる事で自分の周りの人間関係が必ず良くなります。
出来るか出来ないか、と考えるよりも先ずはやってみませんか。
皆さんの一度しか無い人生が、良好な人間関係を作り出す事で、より幸せなものとなりますように心からお祈りしています。
最後まで読んで下さりありがとうございました。

感謝合掌 山内 恭輔

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