社長短信 2012年10月 第182号
平成24年度の前半を修了して、お陰様でタクシー課もバス課もハイヤー課もトラベル課も運転代行課も前年を上回る成果を上げて業績は順調に推移しています。
日々、自分の仕事に対して一所懸命に頑張って下さっている社員の皆さんに心から感謝を申し上げます。
けれども手放しで喜べないのが事故、トラブルの多発です。
特に事故に関して金額ベースで前年比60%増のハイペースです。
私達、旅客輸送接客サービス業において安全であることは絶対条件です。
どんなに接客が良くても、売上げが高くても、安全で無ければ存在する価値がありません。
また、間違い乗車を含めて接客トラブルも多発しています。
もちろん、他社ではクレームにならないような事柄でもお客様が私達つばめ交通に期待するレベルが高いためにお叱りを受ける場合も沢山あります。
けれども私達は仕事を通してお金を貰う限りにはプロですので、お客様の期待に応える努力と共に常に更なるお客様感動の追求を目指さねばなりません。
これらを踏まえて今回の秋期研修会は安全面と接客面において今まで以上の気合いを入れて真剣に行っています。
今回、新たに取り入れました「多段発車」はMKさんでは完全実施をされ交差点事故撲滅への大きな成果を作り出されて、8月度はタクシー800台の自責、分責事故件数がたったの一件だったそうです。
115台のつばめにおいて一ヶ月無事故のみどり十字達成は夢ではなく実現可能な目標です。
是非とも多段発車を知識としてではなく、平素より常に実施出来るように努力する事で事故撲滅を図ろうではありませんか。
接客面においても、接客のロールプレイ(実施訓練)を新たに始めました。
この目的は接客サービスの均一化を図ると共に接客レベルの更なる向上を目指し、今年の経営方針である「増客、増収、増益」を達成するためです。
景気低迷が長引く中で本物志向の傾向が更に強くなっています。
タクシーに対しても滅多に乗らないのだから同じ乗るなら快適なタクシーに乗りたい、という要望が増えている事は事実です。
このようなお客様ニーズの変化をいち早くキャッチして、現在のつばめの接客レベルにおいて、目で見える差別化と心で感じる差別化の両面において更に強化する事が重要だと考えます。
お客様に選ばれる事は営収向上にもつながり、また選ばれる事で自分の仕事への誇りも高まります。
是非とも、私達の仕事の絶対条件である「安全であること」、そして「選ばれること」を目指して秋期安全接客研修会が実り多いモノとなりますように皆さんの真剣な取り組みと研修内容を実践面に活用されますようにどうぞ宜しくお願い致します。
朝晩がすっかり寒くなりました。季節の変わり目ですが、呉々もお身体をご自愛下さい。
感謝合掌 山内 恭輔