第325号

社長短信 2024年9月 第325号

 

今月の重点方針は「事故撲滅」です。

ヒヤリ・ハットを活用して、事故の三大要因である、焦らない・急がない、油断しない・手抜きをしない、自己中心的な考えや行動をしない、これら三つを確実に克服して事故撲滅を図りたいと思います。

私たちの仕事は、お客様の大切な時間を預かり、お客様のビジネスを預かり、更には掛けがいの無い大切なお客様の命までも預かる大変に責任の重い仕事です。

その責任を強く自覚して、つばめ交通の安全理念を「絶対無事故、安全は全てに優先する」と掲げました。

しかしながら、最近はちょっとした油断や焦りによる小さな事故が多発しています。この小さな事故をおろそかにする事なく、再発防止に向けて真剣に取り組むことで重大事故を未然に防ぐ必要があります。

ハインリッヒの法則にありますように一つの重大事故の背後には二十九の軽微な事故があり、更にその背後に三百の異常事態、ヒヤリ・ハットが存在しています。

このヒヤリ・ハットを軽視することなく、対策を講じたり、吾が事として気を引き締めることで将来的な重大事故発生の未然防止につながります。

他人のふりを見て、常に吾が身を引き締める気持ちを強く持ってヒヤリ・ハットを書いて欲しいと思います。

また、事故の三大要因を常に意識して運転することも事故の未然防止には大変に有効です。

一つ、焦らない、急がない

二つ、油断、手抜きをしない

三つ、自己中心的な考えや行動をしない

一つ目の焦ったり、急いだりして事故を起こすパターンの多くは、お客様を迎えに行く時です。

真面目な皆さんは、お客様の所へ少しでも早く到着しよう、あるいは時間に遅れないようにしようとされ、結果的に無意識に焦ったり、急いだりしてしまいます。

常に自分を冷静に、客観的に観察することを意識して、焦っている自分を感じたら、焦らないように心がけることが大事です。

私自身も焦っても焦らない、と常に自分に言い聞かせています。

2つ目の油断や手抜きは気の緩みから来ます。

これも常に自分を冷静に、客観的に観察して、油断や手抜きをしないように常に意識することが大事です。

また、疲れたなと少しでも感じたら直ぐに休憩を取り、疲れから来る気の緩みや注意散漫を防ぎたいものです。

そして、三つ目の自己中心的な考えや自己都合の良い行動をしないために、常に「出てこないだろう」「止まるだろう」ではなく「出てくるかもしれない」「止まらないかもしれない」と考えるクセ付けが必要です。

事故を体験すると運転は慎重になりますが、事故の経験が無くても、事故の恐ろしさを強く自覚して、常に慎重な防衛運転を心がけて欲しいと思います。

「事故の三大要因」

一つ、焦らない・急がない

二つ、油断しない・手抜きをしない

三つ、自分に都合の良いように考えない、行動しない

これらを常に冷静に客観的に意識して、確実に克服することで一人ひとりが事故撲滅の達成を目指そうではありませんか。

どうぞよろしくお願いいたします。

皆さんが明るく元気に前向きに仕事に取り組まれて、安全運行と快適運行の実践を通して、多くのお客様に安心を提供して下さることを心からお祈りしています。

感謝合掌 山内 恭輔

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