第323号

社長短信 2024年7月 第323号

 

皆さんも既にご承知のように先日、広島市内にてタクシー強盗がありました。

しかし、犯行の一部始終がドライブレコーダーに録画され、更には犯人の顔も鮮明に映っていて、それが全国ニュースで流れましたので、さすがに犯人は逃げ切れないと観念をして自首をして、逮捕されました。

不幸中の幸いと申しますが、乗務員さんに怪我がなくて何よりでした。

更には、災い転じて福となすと言いますが、タクシー車内における様々な出来事はドライブレコーダーに全て正確に鮮明に録画される事がよく分かる案件でしたので、今後におけるタクシー車内の防犯やハラスメントへの抑止力に大きな効果を得られたと思います。

これを機会に二度とこのような事件が起きないことを心から願うばかりです。しかし、他人任せではなく私たちも積極的に防犯やトラブル防止に向けて努力する必要があります。

先ずは、ドライブレコーダーは私たちを守ってくれる大切な道具ですので、自己責任として毎乗務ごとに作動確認を必ず実施して下さい。

次に、タクシー車内に防護板を新設する事に決めましたが、これにはデメリットもあります。

一つは防護板によって声が聞こえにくくなり、お客様との会話がスムーズに出来なくなるおそれがあります。

今まで以上に明るく元気な声で、更にはお客様と目を合わせて応対するように努めて下さい。これは警察からも推奨している積極的な防犯活動となります。

2つ目のデメリットは、防護板にて後部座席が見えにくくなり、忘れ物のチェックが難しくなることです。

たとえお客様がドアサービスは要らないよと言われても、お客様の降車時には、きちんとお見送りをしてから、運転席側の後方ドアを開けて、忘れ物確認を確実に行って下さい。

昔から日本人が大切にしてきた「おもてなし」の作法の一つである「出迎え三歩、見送り七歩」を確実に行うことでお客様に後味の良い余韻を残すと共に、お客様の期待を超え、更に多くの選んでご利用下さるお客様を創り出そうではありませんか。

1)ドライブレコーダーの毎回の作動確認

2)お客様の目を見て明るく元気な応対にて積極防犯

3)お見送りサービスを確実に行い、後部ドアを開けて忘れ物点検を確実に実施

以上3点の実施にて、皆さんが安心して働ける環境を創り出すと共に、更なるお客様感動の追求を図り、更に多くの選んでご利用下さるお客様を創造しましょう。

 

感謝合掌 山内 恭輔

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