社長短信 ２０２３年１１月 第３１５号
秋の観光シーズンも終盤ですが、有り難い事に多くの観光客の方が広島を訪れて下さっています。
更には、Ｇ７広島サミット開催のお陰で平和公園を中心に外国からの観光客が大変に増えています。
是非とも、つばめ交通のミッション（使命）
「一人でも多くの人に広島を好きになっていただき、世界平和に貢献する」
の実践を目指したいと心から思います。
みなさんご承知のように、いつ終わるのか分からないロシアによるウクライナ侵攻、更にはイスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突の激化により多くの死傷者が出ています。
このような報道に心を痛める方も多いと思います。
逆に、遠く離れた日本において大きな影響がないので紛争への関心が薄い方もおられると思います。
私自身も、平和を享受できている日本の国民で良かったと心から思っていますし、戦争への恐怖心を実感として感じているわけではありません。
しかし、こういう時にこそ、世界で初めての原爆投下による悲惨な状況を体験しながらも、とても美しい街へ復活をとげた、忍耐強くて和を重んじて心穏やかで平和の尊さを深く知っている広島市民の使命として世界平和への貢献を、それが大河の一滴のごとく小さなことであっても、行動するべきだと思いますが、皆さんいかがでしょうか？
国際連合のユネスコ憲章の冒頭に
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」
とあります。
広島を訪れた方が、美しい広島の街並みを見て、更にはおもてなしの心優しさがあふれる人情を感じられ、本当にここが原爆が投下されて町が壊滅した広島なのかと感じられ、平和の大切さ、尊さを深く知っていただくと共に一人でも多くの人に広島を好きになっていただくことで、広島を訪れた皆さんの心の中に平和の砦を築くお手伝いをして、世界平和へ少しでも貢献したいと思います。
そのためには、皆さんが一期一会の精神を持ち、ご乗車いただくお客様一人ひとりへ、安全で快適な運行の提供に努めて下さり、タクシーを通して広島を好きになっていただく事が一番重要です。
毎日の活動はまさに大河の一滴ですが、皆さんの「一人でも多くの人に広島を好きになっていただきたい」と願いを込めて行う日々の努力の積み重ねが大きな流れを作り出せると確信しています。
感謝合掌 山内 恭輔