第314号

社長短信 2023年10月 第314号

 

私たちはお客様の大切な命を預かる大変に責任の重い仕事をしています。更には、自動車は扱いを少しでも間違えれば走る凶器となります。

ですから「絶対無事故」を目指し、慎重の上にも慎重を期する努力が必要です。

事故が起きる原因は大きくは三つあります。

一つ目は焦り、二つ目は油断・手抜き、三つ目は自己中心的考えです。

特にお客様をお迎えに行っている迎車時に事故が多いのは、やはり焦りからです。

お客様のところへ少しでも早く到着しようという皆さんの責任感の強さは大事であり、大変に有り難い事ですが、しかし、焦ってはいけません。

道を間違えたり、道路が渋滞したりしていて思わぬ時間がかかると焦りますが、どんなに焦ってしまう場面でも、冷静に対処する努力が重要です。

事故原因の二つ目、油断や手抜きは気の緩みから生じます。

安全運行のためには、安全意識の集中力を継続させる必要がありますが、なかなか長続きしません。

気をつけているつもりでもフッと気が抜けるのが人間の常です。あるいは他の事を考えているとフッと気が抜けます。

気を抜かない一つの方法として、絶対に事故をしないという強い気持ちでハンドルを握る事は一時的には有効ですが、強い緊張感では継続しません。

どうしても途中で緊張の糸が切れて気が抜けます。

それよりも、次はどんなお客様に出会えるだろうか、今度は何処へ行かれるのだろうかと楽しみながら仕事をすると気が抜ける事が少ないようです。

三つ目の自己中心的考えも人間ならではの行動であり、人間は得てして自分に都合の良いように考え、そして行動します。

車の運転は人間が行い、同じ道路を共有しますので、お互いが自分の都合の良いように考え、行動すると必ず事故は起きます。

来ないだろうは、もしかしたら来るかもしれない。

止まるだろうは、止まらないかもしれない。

居ないだろうは、居るかもしれない。

常に自分にとって都合の良いことの反対を考えて行動する事で防衛運転に努める事が重要です。

焦っても焦らない、油断大敵と考え手抜きをしない、自分の都合の良いように考え行動しない。

是非ともこれらを実践され、絶対無事故を目指して欲しいと心から切に願っています。

感謝合掌 山内 恭輔

 

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