社長短信 2008年10月 第134号

父母もその父母もわが身なり

われを愛せよ われを敬せよ

この道歌はこの一年間に皆さんへの誕生日メッセージに書かせていただいた二宮徳翁の作品です。今、私達が生きているのは父母を始めとするご先祖様のお陰ですから誕生日には感謝の意を尽しましょうという思いを込めて書いていましたが、とある文献によりますと更に深い意味がありました。

親孝行や先祖供養は、とどのつまりは自分自身を大切にすることですが、親や先祖の有り難みが判らないと本当の意味での自分自身を大切にすることは出来ません。この「本当の意味で自分を大切にする」とは、自分だけでなく親や先祖をも大切にする人であり、親や先祖や自分を大切に出来る人は他人も大切に出来る人だとも言えます。すなわち、本当の意味で自分を大切にする生き方とは、人の役に立つ生き方ということになります。

戦後の教育において「自分を大切にする」をはき違えて「自分だけを大事にする」という一元的な観点による教育を行ってきたツケが、無差別殺人、子供の親殺しなどの悲惨な事件を引き起こしています。動物の世界でも自分の仲間を意味もなく殺す事はしません。動物以下になった人間が増えている事は事実です。
けれどもそのような世の中になったことを嘆いたり、道徳教育を否定してきた日教組を批判しても何ら解決にはなりません。それよりも本当の意味での自分を大切にする、すなわち人の役に立つ生き方を日々積み重ねていくことが大切ではないでしょうか?

私達の仕事であるタクシーもバスも代行もトラベルも世の中から必要とされる立派な職業です。けれども仕事の仕方がいい加減では世の中から必要とはされません。社員の皆さん一人一人が人の役に立とうという意識をしっかりと持ち自分の仕事に真剣に一所懸命に取り組む時に初めて、本当の意味で自分を大切にすることができます。私達の行いは小さな努力かもしれませんが私達と同じような思いを持って仕事に取り組む人達が増えることで、更に住み良い日本国を作ることが出来ると確信しています。

「ありがとう」という言葉は人の役に立ち、喜んでいただいた時に頂ける言葉です。まずは広島で一番たくさんの「ありがとう」を頂ける会社を目指そうではありませんか。

最後まで読んで下さりありがとうございます。

感謝合掌 山内 恭輔