第275号

社長短信 2020年7月 第275号

 皆様におかれましては、コロナ禍の影響を受けることなく無事にお過ごしの事と嬉しく思います。
6月のタクシー課の営業報告を見ましたが、大変に嬉しい事に隔勤者の一日平均の売上が前年とほぼ同じになりました。
しかし、6月の前半は多くの方に休業をして頂きましたので、総売上は大きく前年割れをしており、手放しで喜べる状態ではありません。
営業成績の内容を分析しますと、無線回数はまだ前年の半分しか回復していませんが、売上が回復したと言うことは、単純に計算しますと流し営業の回数が1.5倍に増えたということになります。
流し営業が増えた要因として、一つにはライバルの他のタクシー車両が少ない事が考えられますが、市内のタクシー利用者はコロナ禍の前よりも減少したままですので、それを差し引いて考えるとやはり、私たちつばめ交通を選んでご利用下さる方がかなり増えているのだと思います。
実際に現場の乗務員さんの声を聴きますと「街中のお客様の数はコロナ禍以前よりもまだ少ないけど、よく手があがり、選んでもらっているなと感じる事が多くあります」とのことです。
私の知り合いのお客様からも「以前はそこまで気にすることなくタクシーに乗っていたけど、今は最も安全で安心出来るつばめのタクシーを選んで乗っているよ」と言って頂くことがよくあります。
本当に有り難く嬉しい事ですが、この「選ばれる」という成果も乗務員の皆さんの真心からの思いやりを込めた丁寧な接客に加えて、車内の徹底したアルコール消毒の実施や窓の常時開放への協力のお陰であり、更には整備課の最高傑作であるビニールカーテン仕切りの設置やアルコール消毒液のボトル設置など安心を提供するための創意工夫の賜物です。
改めて、今まで長年にわたり、皆さんの深い賛同と多大なる協力を得て実践してきた「選んでご利用頂けるタクシーを目指す」という基本理念と共に、この度のコロナ禍に際して最も重要だと考えて掲げた「広島で最も安心出来るタクシーを提供する」という方針が正解であったと思いました。
コロナとの戦いは長期戦になりそうですが、引き続き、最も安心して乗れるタクシーを目指すと共に選ばれる努力を積み重ねる事で最後まで残る公共輸送機関としての責任を全うしていく所存です。
皆さんからの多大なるご協力をどうぞ宜しくお願い致します。    感謝合掌 山内 恭輔

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