第255号

社長短信 2018年11月 第255号

幸せな人生を送るために

 縁あってつばめ交通で働いて下さる皆さんにはご家族も含めて幸せな人生を送って欲しい、これがつばめ交通の社長を務める私の一番の祈りです。
幸せへのアプローチは人それぞれの方法がありますが万人に共通する方法は良好な人間関係を作ることが出来る人間力を身に付ける事です。
どんなにお金や地位名誉があっても自分の周りの人間関係が悪ければ幸せを感じる事は出来ません。
何故なら人間は一人では生きていけないからです。
励まし愛、認め愛、許し愛、信じ愛を交わすことが出来る仲間がいるからこそ人間は幸せに生きていくことが出来ます。
特に信じ合うことで人間社会は成り立っている事を忘れてはいけません。
良好な人間関係を作る事が出来る人間力を身に付ける時に、人間への理解、すなわち人間は不完全な存在であるという理解と自覚が必要です。
人間は不完全ですからウソもつきますし、嫉妬もしますし、失敗もしますし、大事な事も忘れます。
しかし「過ちて改めず、これを過ちという」と二千五百年前からの論語にもありますように間違いを犯したら素直に謝り、改める姿勢が大切です。
言い換えると、何事も他人のせいにして自分に目線を当てない生き方は人間関係を破壊します。
他人原因説よりも自分原因説で生きる事が不完全な人間同士が仲良く生きていく大切な方法です。
しかし、人間は自分を守ろうとする防衛本能が強く働きますので自分原因説に軸足を置くことはなかなか難しいことです。
けれども自分に関わる全ての人と幸せになりたいと強く願う心を持つことで、良好な人間関係を作り出せる人間力を磨き高め、常に自分原因説に身を置く理想の人間に近づく事が出来ると考えます。
これを禅語で「随処作(ずいしょさく)主(しゅ)、立処(りっしょ)皆(かい)身(しん)」と言います。
意味は、どんな場所、場面でも自分が主人公だと考えて行動すれば常に正しい行動となる、です。
私なりの解釈は、自分原因説で生きる人は何事も正しく行動し、もし過ちを犯しても素直に改めて決して人の道を外れないということです。
繰り返すようですが自分原因説に軸足を置く事は口で言うのは簡単ですが相当な努力が必要です。
お互いが相手の幸せを願い、励まし合って人間力を磨き高める努力をする会社を作る、そうすることでつばめ交通に関わる全ての人の幸せを実現する、これが私の使命だと考えています。
感謝合掌 山内 恭輔

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