社長短信 2009年2月 第138号

国難襲来す 国家の大事といえども深慮するに足らず

深慮すべきは人心の正気の足らざるにあり

これは幕末の武士、吉田松陰が大切にしていた言葉です。額装して本社二階入口に掲示してありますが皆さんお気づきでしょうか?

「正気(せいき)」とは、広辞苑には天地にみなぎる公明正大な力、すなわち清く正しく美しい心とあります。
人間は環境に左右されやすいことは古今東西において変わることはないようですが、最近のテレビや新聞報道にて「未曾有の不況」あるいは「百年に一度の不況」などと朝から晩まで流されると私達の正気も定まらなくなりそうです。

けれども広島のある経済人の長老が
「広島は原爆で全てが無くなってしもうたが、今は何でもある。ただし、十分に無いだけだ。」
と言われていましたが、正に名言だと思います。

あれもない、これもないと足りないものばかりに目が向くと人間の正気も足りなくなり、不平不満ばかりが出てきます。けれどもあれもある、これもあると考えれば何でもあることに気づき、そして感謝の気持ちが沸いてきます。

私達の商売においてもお客様がゼロになった訳ではありません。むしろ本物が選ばれるようになって私達にはチャンス到来です。
昨年始めからずっと無線回数が増えていることを思うと、選んでご利用頂いているお客様に感謝の念が湧き上がります。

書家詩人として有名な相田みつおさんの作品に
「幸せはいつも自分の心が決める」
とありますが、今こそ心の正気を定め、清く正しく美しく保つ努力が必要ではないでしょうか。