社長短信 2012年2月 第174号

社長短信 2012年2月 第174号

2012年度重点行動目標「挨拶の徹底」

挨拶は人間社会における基本であり、実践する事は極めて重要であることは、重々に皆さんご存じのはずです。

しかし、頭で判っていても誰に対してもスムーズに挨拶が出来ないのは、人間には性(さが)(得手不得手、好き嫌いなど)があるからだと思います。

けれども、そのサガに支配されて良好な人間関係を自分の周りに作れない人生ほど不幸な事は無いと思います。

私は小さい頃は人見知りが激しくて、どちらかというと挨拶を積極的にするほうではありませんでした。

けれども中学、高校時代の特に運動部活動を通して、挨拶の大切さを学び、実践してきたお陰で人並みの挨拶は出来るようになったと思っていました。

しかし、約4年前にありがとう経営の実践として、広島駅の北口のタクシー降り場で朝の挨拶とドアサービスを開始した時に、実は私は挨拶が苦手だった事がよく判りました。

特に最初の頃は、通行人の方からは「この人達は何をやっているのだろう」という目でジロリと見られたり、挨拶をしてもほとんど返って来ず、更に目の前のタクシープールの乗務員さんから「目障りだ」とタクシー協会へ苦情が入るなどの状況が続くと直ぐにでも止めたい気持ちになりました。

けれどもやろうと言い出したのは自分ですから、逃げる訳にもいかず、仕方なしに(本当です)、同じやるなら一所懸命にやろう、と考えて挨拶をしていますと挨拶を返して下さる人が一人増え、二人増えと徐々に増えて来ました。

更には先手で挨拶を下さったり、「ご苦労様」と声を掛けて下さる人も出て来ますと人間というのは現金なもので、あれほど腰が重かった広島駅北口での仕事も楽しく思えるようになり、有り難いことに病気にもかかりませんので、出張で広島を不在にしている以外は毎朝広島駅に立っています。

挨拶は人に元気と勇気を与え、それが喜びとなるという事を深く実感すると同時に、反対に人から元気や勇気を与えてもらえることも実感出来ました。

挨拶の目的は人間関係を良くすることですから「おはようございます」とか「こんばんは」などの他に「ありがとうございます」や「ごめんなさい」という言葉も礼儀としての挨拶に入ると思います。

特に「ありがとう」と言われると心が温かくなる経験は誰もがされていると思います。

挨拶を上手に活用することで、社員の皆さんには良好な人間関係を作り出して頂きたい、そして幸せな人生にして頂きたいと思い「挨拶の徹底」を今年度の重点行動目標に掲げました。

挨拶の徹底を図り、更なるお客様感動を追求することで、地域で一番たくさんのありがとうを集める会社となり、更に誇りの持てる会社に一歩でも近づきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

感謝合掌 山内 恭輔

 

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