第240号

社長短信 2017年8月 第240号

 人間の原点である「真心からの思いやり」を端的に分かりやすく形に表せるのは礼節です。
「礼節」とは社会生活の秩序を保つために人間が最低限に守るべき礼儀と節度です。
「礼儀」とは相手を敬い、自らを律し、謙遜して、行いを丁寧にすることです。
「節度」とは相手と時と場合に応じて「礼儀」を正しく行動に出来るようにすることです。
礼節を正しく身につけている人の心の根底には感謝の気持ちが溢れていますので自然に他人に対して真心からの思いやりが湧いてきます。
衣食足りて礼節を知る、という諺がありますが、現代社会のように衣食が十分に足りていても礼節が身についていないのは心の余裕がないからです。
物欲に支配されている限り、人は心に余裕が持てませんから、人への思いやりも持てません。
礼節を正しく身につけるという事は、物欲に支配されない健全な生き方を身につけるという事です。
礼節を身につけて初めて一人前の人間といえます。
先般の週間一言にて、高運収を上げる三宅恵美子さんの秘訣を書きましたが基本は礼節です。
数字に一喜一憂する事なく、お客様との出会いを楽しみながら仕事をすることで、平常心を保ち、粘り強く仕事に取り組むことが出来るという礼節に基づく大切な心構えを教えて頂きました。
三宅さんも普通の人間ですから物欲はしっかりとお持ちです。自分の老後のためだけでなく、特に可愛いお孫さんのため、欲しがるものを十分に買えるお金を得るために頑張って働いておられます。
しかし、三宅さんは物欲に支配される事なく、物欲を上手に活用してヤル気を引き出し、粘り強く仕事をされます。そして、近距離であろうが、酔客であろうが、どんなお客様に対してもご乗車して下さり有り難い、と感謝の気持ちに溢れ、真心からの思いやりを持って接客されています。
「不思議な事に次から次へとお客様が乗車されるんですよ」と三宅さんは謙遜されますが、それは平常心から引き出す粘り強さと集中力の成果です。
三宅さんは人生を楽しく幸せに生きる達人であり、是非とも学びたい生き方のお手本だと思います。
三宅さんから学ぶべきポイントは
一、どんな小さな事でも感謝する心を大切にする
二、誰に対しても真心からの思いやりを持つ
良い事は直ぐに素直に真似る、これを大切にしたいと思いますが如何でしょうか。
感謝合掌 山内 恭輔

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