第234号

社長短信 2017年3月 第234号

子供(人)を成長させるほめ方と
子供(人)をダメにするほめ方

 皆さんは、子供はほめるとつけあがるからほめない方が良いとお考えですか?
あるいは、子供はほめて育てる方が良いとお考えですか?
実は両方当たっています。
しかし、ほめ方を間違うと子供の成長を妨げる危険性が大いにあります。
間違ったほめ方とは、相手の能力をほめることです。
記憶力が良いねぇ、頭の回転が速いねぇ、運動神経が良いねぇ、と能力をほめると自分の能力に満足、あるいは過信して、それ以上に能力を伸ばそうという努力をしなくなる傾向が強いそうです。
これが私達が持っている「ほめたらつけあがる」という観念です。
確かに、能力をほめると子供の成長を妨げる危険性がありますが、これは大人の世界においても同様です。
正しいほめ方は、相手の努力を具体的にほめて、更なる努力を引き出し、相手の成長を促進することです。
例えば、テストで良い成績を取った子供に点数をほめるよりも、平素から一所懸命に勉強している努力をほめることが大事です。
子供は自分の努力を認められると嬉しく思うと同時に、次もほめてもらえるように更に努力を重ねます。
だから更に成長出来るのです。
会社でも、無事故の人に対して安全運転の技術をほめるよりも、無事故で過ごすための工夫や勉強、訓練などの努力をしている事をほめることが大事です。
実際に、入社当初は毎週のようにバック事故や自損事故を起こしたMさんは、ある上司からのアドバイスにヒントを得て、バックギアを入れる前に『後ろ良し』と声を出してから行うようにして、何事もひと呼吸おく努力をされ、1年以上無事故を継続されています。
この成果の陰には、毎乗務のようにメールを送り、声出しとひと呼吸おく努力をしているMさんをほめて励まし続けた上司の皆さんの努力もあったそうです。
人間は一人で努力をしてもなかなか継続できません。
やはり周りからの援助が必要です。
Mさんの無事故の成果は、本人の努力と共に、Mさんの無事故を心から願い、支え愛、励まし愛、信じ愛を存分に発揮された上司の皆さんの努力の賜物です。
人の成長を促進する正しいほめ方をする事で、ほめた側も人間的成長が出来る素晴らしい事例だと思います。
情愛溢れる上司の皆さんに心から感謝致します。

感謝合掌 山内 恭輔