社長短信 2017年10月 第442号
幸せの心理学研修会について
先般の私の週間一言にて、幸せの心理学研修会の開催目的を「良好な人間関係を作る事でより幸せな人生を実現するため」とお伝えしましたが、この研修会との出会いは25年前になります。
先代の社長であった私の父が亡くなり、私が社長を引き継いだ時に、社長としての勉強の必要性を感じて、日本創造教育研究所という経営の勉強をする会社の門を叩いたのがきっかけです。
当時は社長になった気負いもありましたが、短気でごう慢で威圧的で、人生観において攻撃は最大の防御なり、と考える激しい性格でした。
そんな気性では良好な人間関係を作る事も出来ず、社員さんから尊敬どころか信頼を得ることすら出来ていませんでした。
頭では素直になり、相手を受け入れて仲良くしたい、と思うのですが実際にはなかなか上手く出来なくて毎日悶々としていました。
その時に出会ったのがこの幸せへの心理学でした。
この研修を通して自分の短所や長所を改めて知り、何故、良好な人間関係を作ろうとしても上手くいかないのか、働きやすい職場にするためにはどうしたらよいのか、などの課題を明確にすると共にそれらの改善策を見つけることが出来ました。
先ずは自己変革の一歩として、当時は笑顔がまったく出ない人間でしたので、笑顔の訓練を毎朝、洗面台の鏡を見ながら始めました。
最初は笑顔をする事が下手で作り笑顔しか出せませんでしたが、毎日やっているとだんだんと板についてきて、自然と人間関係が良好になりました。
まだまだ百点ではありませんが、時々ですが笑顔を誉めてもらえるようにもなりました。
初めて笑顔を誉められた喜びは今でも忘れません。
社長として、父親として、人間として合格点にはまだまだ至りませんが、合格を目指して努力している自分を少しは承認出来るようにもなりました。
自分を認める事が出来るようになって初めて人生の喜びや楽しみが深く分かるようにもなりました。
このような心境になれたのも幸せの心理学を学んで自分の事を深く知り、上手くいっていない点の改善策を見つけ出して努力した成果です。
つばめ交通の社員の皆さんが自分自身を深く知り、更に良好な人間関係を作る方策を見い出されて、少しでも幸せな人生作りのお手伝をする事が社長としての使命だと考え、開催いたします。