社長短信 2011年5月 第165号

社長短信 2011年5月 第165号

出来ることをやるよりも、勝てることをやる

今月5月は社員総会の開催月です。

総会の目的は、社員の皆さんの考えや行動のベクトルを一致させて強い組織を作り、大きな成果を創り出すことにあります。

そのために、会社の方針を明確にお伝えするべき大事な総会ですので、事前に方針をお伝えして皆さんの理解と納得を深めていただきたいと思います。

さて、今年の方針は「増収増益」を掲げます。

3月に大震災が発生して、特にバス、ハイヤー、トラベルの売上が落ち込みました。

反面、タクシー課は有り難いことに4月は一人当りの生産性が前年を上回りましたが、これは平素から選んでご利用頂いた成果の表れです。皆様に深く感謝いたします。

日本には素晴しい底力がありますから、夏前頃から必ず復興景気による景気上昇が期待できます。

景気が良くなる時には、「増収増益」の攻めの方針を取ることが重要です。

特に攻め方は、標題に掲げましたように、勝つことを重点的に行います。

従来のように出来ることを掲げていてはマンネリ化してしまいます。

勝つためには自社の強み、自分の部署の強みを分析して、その強みを強化しなければなりません。

更に、勝つためにはライバルが必要ですが、決して同業他社だけではありません。

勝てたか、負けたか、それを比較検討するライバル(対象)があればこそ、勝ち負けを各部門、あるいは各班において毎月検証することが出来ます。

例えば、タクシー課においては、同業者に対して勝てることは接客サービスの質と内容と考えることが出来ますが、結果を数値化して目に見えるようにしなければ勝ち負けは判明しません。

そのためには、毎月の売上比較をライバル他社と行います。

更に班単位では、ライバルは同業者だけでなく他の班をライバルと考えても結構です。

忘れ物率で勝つのか、事故率で勝つのか、生産性で勝つのか、それは各班に任せます。

班別に勝てる内容を具体的に考えて、それを重点方針として下さい。

トラベルには「情報の質と提供の仕方」において勝つことを提案します。

大手企業の情報量には勝てませんが、現在のトラベル課スタッフの陣容から考えますと情報の質と提供の仕方では十分に勝つ余地はあります。

谷川先生の口グセである「同業他社と同じでは明日は無い」と考え、勝てる闘い方をして増収増益を達成して、皆さんの高所得、高福祉を獲得しようではありませんか。

どうぞよろしくお願いいたします。

感謝合掌 山内 恭輔

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