第235号

社長短信 2017年4月 第235号

 この短信を読まれる月半ば頃には桜も満開の盛りを過ぎて散り始めていると思います。
桜の盛りは一週間あまりしかありませんが、短くても見事な花を咲かせる桜の生き様を武士道の潔さと重ね合わせて、昔から日本人は桜が大好きなようです。
 さて、新しい年度に入り、今年も素敵なスローガンを提案して頂きましたことを改めてお礼申し上げます。
つばめの原点「お役立ち」
磨いた商品「おもてなし」
大変に簡潔で分かりやすいスローガンだと思います。
つばめの原点とは、仕事の目的と同じです。
仕事の目的はどんな職業であっても、人の役に立つ事を目指さねばその会社の存在価値はありません。
お互いに人の役に立つ生き方を目指して努力するから人間社会が成り立ちます。
お役立ち精神は人間社会が成立する絶対条件です。
しかし、人の役に立つ仕事内容にも上中下があります。
やはり、同じ仕事をするなら、より多くの人に喜んでもらえる上のレベルの仕事を目指すべきと考えます。
更には、喜ばれるだけでなく、お客様からリピートしてもらえないと会社は存続できませんので、お客様から必要とされる仕事内容にしなければなりません。
人に喜ばれ、必要とされるような質の高い仕事にするためにはおもてなしの精神、すなわち人間の原点である「真心からの思いやり」の実践が必要です。
形だけの表面的な接客ではお客様は直ぐに見抜かれますから、決して、また利用しようとは思われません。
お客様に心から喜んでいただき、選んで再利用して頂くためには、ご利用下さり有り難いという感謝の気持ちと、ご乗車頂いたご縁を大切に思い、快適に乗って頂こうという真心からの思いやりが必要です。
真心からの思いやりを磨く方法としては、相手と喜怒哀楽を共有する事がとても有効です。
相手の喜びを我が喜びとする、相手の悲しみを自分も共有して悲しみを分かち合う、このような行動が真心からの思いやりを深めて人間的成長が出来ます。
特に相手の悲しみを共有する事は相手の悲しみを緩和すると同時に相手との人間関係が更に深まります。
最近は家族葬が多いようですが、私はつばめ交通の皆さんとは単なる雇用関係ではなく、お役立ち精神を共有する大切なパートナー(運命共同体の仲間)だと考えていますので、是非とも葬儀に参列させて下さい。
仲間の皆さんとの喜怒哀楽を共有させて頂き、情愛と絆の深い社風を作る事が社長の大切な責任だと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。

感謝合掌 山内 恭輔

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