社長短信 2015年12月 第219号
有終の美を飾りましょう
私事で恐縮ですが、今年、還暦を迎えて時が経つのが年々早く感じるようになりました。
健康年齢という言葉がありますが、元気で動ける平均年齢を80歳としたら、残りは4分の1ですから余計に時の過ぎるのが早いと感じるのかも知れません。
時は金なり、という諺がありますが、お金で時が買い戻せるものなら幾らでも払ってやり直しをしたい事が多々あります。
しかし、残念ながらどんなに大金を払っても過ぎた時は買い戻せません。
時が経つのと並行して命も刻む訳ですから、時は命だと考えるべきではないでしょうか。
時は命だと考えるようになって、私は時の大切さをより一層に深く感じて、時を大切に丁寧に過ごしたいと考えるようになりました。
1日24時間という時間は人間に平等に与えられているものですが、その使い方次第で人生は大きく変わる事は皆さんはよくご存じのはずです。
一事が万事、という言葉があります。
意味は、一つの事を励めば、万事は好転するという意味であり、一つの事をおろそかにせずにやり抜く事が大切だという教えです。
一つの事をおろそかにすると全てがイイ加減になるのが人間の常のようです。
例えば、一旦停止をキチンと行わない人は、安全確認もおろそかになる傾向が強いようです。
車の清掃を丁寧にされている人は、接客面においても大変に丁寧で細やかな心配りをされています。
生活面においても、玄関先でキチンと靴がそろっている家庭は家の中もキレイに整理されていますし、更には家族の人間関係も丁寧で和やかです。
今年も残り少なくなりましたが、あれもこれもと欲張ってやろうとするよりも、何か一つの事をやり抜く事で万事が好転すると考えて、どんな小さな事でもよいから何か一つやり抜いてみませんか。
その事が時を大切にする事となり、更には有終の美を飾ることにつながると思いますが如何でしょうか。
末筆になりましたが、今年もつばめ交通でご縁のあった皆さんには大変にお世話になりました。
心から深く感謝を申し上げます。
そして来る年が皆様にとりまして更に幸多いものとなりますように心からお祈りしています。
感謝合掌 山内 恭輔