社長短信 2012年12月 第184号
今年も残り僅かとなりましたが、皆様におかれましてはどんな一年でしたでしょうか。
つばめ交通はお陰様で大過なく、業績も堅調に推移して、タクシー課は一車当たりの売上が10月を除いて全て前年比を上回っています。
特筆すべきは広島市内の他のタクシー会社が売上低迷しているにも関わらず、我が社では3年余り伸び続けて、今年は約5%前後の高いペースで伸びている事です。
先般、広島駅にて個人タクシーの乗務員さんとの立ち話の中で、夜の流川薬研堀にて、2時間近くも乗車が無い場合がよくあるが、つばめさんは直ぐに乗車になっていますねぇ。。。うらやましい限りです。と言われました。
直ぐに乗車、というのはちょっと大げさですが、我が社の実車率が高い事はタクシー協会のデータからも明らかですし、その事は現場の皆さんが一番実感されていると思います。
私の知り合いのお客様につばめのどこが良いですか、とたずねましたら先ず一番が乗務員さんが優しく親切であること、そして二番目が丁寧で安心出来ることだと言われました。
料金も使用車種も同じ中で、お客様から選ばれている要因は明らかに皆さんの人柄が良くて接客サービスの質が高いからであり、皆さんの日々の努力に心から深く感謝を申し上げます。
バス課も順調に伸びて前年比累計で8%アップです。
しかし、バス課の場合は昨年は東日本大震災の影響での売上ダウン幅が大きく、まだリーマンショックの時よりも売上が低いので手放しでは喜べません。
ハイヤー課も有り難い事に絶え間なく順調に受注を頂いています。
トラベル課も団体旅行が増加して、前年比を上回っています。
運転代行は売上面では少し苦戦をしていますが、宮野次長がキチンと経費管理をされていますので利益は確保出来ています。
今年の経営重点方針は「増客、増収、増益」ですが、お陰様でお客様も増えて増収という成果は作り出せています。
しかし、残念ながらタクシー課もバス課も事故費が大きいために増益までには至っていません。
事故は実際に出費するお金だけでなく、事後処理に関わる人達の人件費を含めると更に損失が膨らみます。
しかし、一番悲しいことはお客様、世間からの信頼を失う事です。
商売において一番重要な事は信頼を得る事であり、信頼を得る事が自分の仕事への誇り、仲間への誇りとなります。
信頼を得る事は日々の努力の積み重ねしかありませんが、失うのは一瞬です。
先般、週間一言に「毎日が本日初日の心」と書かせて頂きました。良い意味で仕事に慣れる事は必要ですが、それがマンネリ化になったり、手を抜いてスレた仕事にならないように気をつけて、更にお客様に選ばれるつばめにしたいものです。
来る年を更に良い年とするためにも有終の美を共に飾りましょう。
寒さも一段と厳しくなりますが、お身体をご自愛され益々のご多幸を心からお祈りしています。