社長と共に人間学を学ぶ その21

人間学を共に学ぶ皆さんへ

立春を過ぎると日中の気温が上がって春の訪れが近いことを感じさせてくれる季節となりました。
しかしながら、まだ朝晩はよく冷え込みますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
さて、私は毎月京都にて論語の勉強会に参加をさせていただいていますが、その勉強会に真言宗の頂点に立つ「大阿砂利」となられた池口恵観様の講話を聞かせていただきました。
心を磨く、というお話を中心にして多くのご示唆をいただきましたが、「身口意(しんくい)」という言葉を初めて聞いて、大変に参考になりました。

身→肉体的活動
口→言葉の活動
意→精神的活動

この三つの方法を駆使して、世のため人のために役に立つ生き方を目指すことが、この世に人間として生まれた者の使命です。と池口大阿砂利様が言われた言葉がつばめの経営理念にピタリと当てはまり、大変に感動しました。
私達の仕事も、体を使い、言葉を使い、心を込めて接客することでお客様の役に立ちます。
仕事のそのものが心を磨く事になり、だから、昔からの諺に「勤労は美徳なり」というのですね。
当たり前のようなことでも、大変な苦行を積み重ねて大阿砂利となられた人の言葉には大変な説得力がありました。
さて、今回の人間学は若者の生き方を示した内容ですが、知識を身につける前の心を磨く、というのは前記と同様に、若者に限らず老若男女すべてにおいて学ぶべき人生の送り方だと思います。

子曰く、弟子(ていし)入りては則ち(すなわち)孝、出でては則ち悌(てい)、謹みて(つつしみて)信あり、汎く(ひろく)衆を愛して、仁に親しみ、行いて余力あれば、則ち以って文を学ぶ。

学而第一

口語訳

孔子がこうおっしゃった。
『若者の修養の道は、家に在っては、親に孝行を尽くし、世の中に出れば地域社会の年長者に従順に仕えることが第一である。
次いで、言動を慎んで誠実さを守り、誰でも広く愛して人徳のある人格者とは親しくしなさい。
これらの事を実行して余力があれば、そこで初めて書物を学ぶとよい。』

解説として

この章では、孔子さんは物事の優先順位を述べています。
昔は仕官になれば一生安泰に暮らせましたので、仕官になるための勉強を必死でしていました。
現代においても東大卒の人間が決して人格者とは言えないように、知識偏重で頭でっかちの人がリーダーになっても上手くいきません。
今の日本の政治がその通りになっていると危惧します。
親孝行、年長者を敬う、誠実に生きる、幅広く人と付き合う、優れた人格者と交わる、これらの立派な生き方をちゃんと実行して、しっかりと心を磨いてから学問を学ぶことが大切です。
やはり、いつの世も心を磨く、人間力を高める事が重要であるという事ですね。
今、皆さんと共に学んでいます人間学も知識として学ぶのではなく、学んだことを実践して智恵にしなければなりません。
「実践の伴わない知識は罪悪である」

これを肝に銘じて学び続けていきましょう。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

感謝合掌 山内 恭輔