第244号

社長短信 2017年12月 第244号

有終の美を飾りましょう

 今年も残すところ2週間あまりとなりましたが
皆さんにおかれましてはどんな一年でしたか?
有終の美を飾るとは、今年を最後までやり抜き、立派な成果を作って締め括る事で来年を更に良い年にしようという前向き発想の行動です。
そのためには今年一年を謙虚に振り返り、素直な心で反省をする事が必要です。
その時の大切な心構えが「後悔よりも反省」です。
後悔とは後ろ向きのエネルギーであり、得るものは何もありませんから時間の無駄遣いです。
反省とは吾が身を謙虚に省みて上手くいっていないところを省く努力をする事であり、このような素直で前向きな生き方を大事にしたいと思います。
 さて、反省という観点で今年を振り返りますと、還暦を迎えて2年余りが経ちましたが私と同じ年代の人達を見て、同じように歳を積み重ねていても人間は大きくは二通りに分かれる気がします。
一つは人間として円熟味が増して更に人間的魅力が溢れている人と、もう一つは何故かしら人間的魅力が枯れて人間味が薄くなってきた人です。
その違いをよく観察してみると平素より感謝と誉め言葉を多用している人は年々歳を積むことで更に人間的魅力が増しているように感じます。
それに反して、不平不満が多くて、人のせいにしてばかりで良い点を見つける事が出来ない人は次第に人間的魅力が無くなっているように感じます。
もちろん、人間は不完全な存在ですからいつも感謝や誉め言葉ばかりを言っているわけではなく、時として不平、不満や悪口も口に出ると思います。
私は不完全な人間の代表格ですから不満や悪口を言ったり考えたりすることはたびたびであり、常にプラスのエネルギーを出し続ける事が出来るほど人間的に強くはなく、完成度は不十分です。
しかし、マイナスのエネルギーよりもプラスのエネルギーが少しでも多く出るように「ありがとう」の言葉を多く使い、人の長所を見つけて口に出して誉める努力をしています。
一朝一夕にて人間的魅力が身につくわけではありませんが、次のような言葉があります。
「点点相連ねて線を成す。線線相並べて面を成す。面面相重ねて体を成す」
どんなに小さな一点(行い)でも毎日真面目に積み重ねる事でいつかは形に出来ることを目指して、新たなる気持ちで新年を迎えたいものです。

感謝合掌 山内 恭輔

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