社長短信 2009年3月 第139号

三寒四温と申しますが、日一日と春が近づいて来ると、身も心も優しく暖かくなってきますね。
日本の四季ほど変化がはっきりとしている国は世界中何処にもないそうですが、この四季の大きな変化が私達日本人を世界で最も感性の豊かな民族にしているそうです。
更に感性豊かな心を育むためにはしっかりと四季を体感する必要がありますが、先哲の智恵により春は花見という嬉しい習慣を作ってくれました。今年の桜の開花予想は20日過ぎ頃だそうですが、待ち遠しいものです。

さて、幸せな人生を送るためには心が豊かであることが欠かせませんが、私達接客サービス業において良い仕事をするためには心の豊かさが更に重要です。
もちろん、地理をよく知っている、運転が安心出来るという技術力や知識力も必要ですが、それらは一人前の条件です。私達が目指すべきは一流であり、お客様が一流と評価される条件は能力よりも人間力に重きを置かれます。
では、どのようにして人間力を高めていけばよいのでしょうか?

論語の中で子貢という弟子からの

「人の生き方で一番大切なことはなにですか?」

という問いに対して孔子様は

「それ恕かな。己の欲せざる所、人に施すことなかれ」と言われました。

「恕」とは思いやりの心です。

これはキリスト教のゴールデンルール(黄金律)

「あなたがして欲しいことを、相手にもしてあげなさい」

とまったく同じことを言っています。

ちなみに「黄金律」で検索しましたら、

仏教では「他人の幸せを自らが望んで捜し求めなさい」

ユダヤ教「自ら憎むことを他人にしてはならない」

イスラム教「あなたがしてもらいたくないと思ういかなる方法で、あなたの兄弟達を扱ってはならない」

宗教や民族、国が違っても人として大切なことは同じなのですね。

今年の重要方針に「良い仕事をしましょう」を掲げたのも、仕事を通して多くの成果を作り出すと共に、仕事の質の向上を目指して、自らの考えや行動の基準を自分の軸足に置くだけでなく、相手の軸足にも置くことが重要であると考えたからです。
人生の半分以上を過ごす仕事場を人生道場と申しますが、お客様良し、仲間良し、家族良し、そして自分良しのバランスが取れた良い仕事を積み重ねることで更に人間的成長を図っていきたいものです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

感謝合掌 山内 恭輔拝

平成21年桜月中浣